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盂蘭盆会(うらぼんえ)・施餓鬼会(せがきえ)法要

2025年7月24日

盂蘭盆会(うらぼんえ)
一般にはお盆といわれています。

盂蘭盆とは、インドの「さかさづり」を意味する言葉(ウッランバナ)が語源で、長い間子孫に供養されないで逆さ吊りの苦を受けている死者の霊に飲食を与えて、その苦しみから救おうとする、インド古来の先祖崇拝に起源をもつ行事です。
『盂蘭盆経』には、お釈迦さまの弟子の目連尊者が、餓鬼道に落ちて苦しんでいるお母さんを、お釈迦さまの教えに従って、雨期の修行を終えた多くの僧侶に供養をして救ったと記されています。
日本では先祖供養が主となって広まり、古来の祖霊信仰と融合して、現在のように精霊棚を設け供物を供えて先祖の霊を迎える行事となりました。また、お盆の間に僧侶が各檀家をまわり、この精霊棚の前で誦経する「棚経」という行事も行われています。

施餓鬼会(せがきえ)
施餓鬼、お釈迦さまの弟子の阿難尊者が、餓鬼に「おまえの命はあと3日である。死んだ後は餓鬼の世界に生まれ変わる」と告げられたことをお釈迦さまに相談し、「餓鬼に飲食を施しなさい。そうすれば汝も延命がかない、餓鬼も苦しみをまぬがれて天上に生まれることができる」と教えを受けたのに始まります。
法要は施餓鬼壇を設け、五如来の幡をかけて、三界万霊、すべての精霊をまつり修されます。餓鬼に食べ物などの施しをして、先祖供養をするとともに、自らも餓鬼の心を起こさないように自戒する機会です。

当山では、7月24日の地蔵盆にて檀信徒各家のご先祖法要を執行致します。

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